【エピローグ①】「民亊調停の制度」を徹底「利用」してやる。 

民亊調停の落とし穴に気づいて、いささか失望したが、まだ、「制度」自体は徹底的に利用できるまで使おうと思う。

よく考えてみれば、まだ、相手方は、こちらがここまでことを進めているのを知らない。こちらは「落とし穴」に気づいてはいるが、相手はどうかまだわからない。

「民亊調停」という、裁判所の介入に相手がどう反応するかは、まだ未知数。

こちらは、もう腹はくくっている。対抗策として効果なくても元々。

その覚悟で、相手支払い指定日前に、書面を送ることにして、いま投函した。

文面は以下の通り。

 

***不動産様
 昨日 8月 12 日、「法テラス」の弁護士さんにアドバイも受けて作成しました「民事調停」申立書を、岡山簡易裁判所にもっていきました。

書類は揃えましたので、受付はしてもらえますが、その前に、もう一度確認もしたいと思い、あえてその日には提出せず、持ち帰りました。
急な裁判所からの連絡、何かと誤解も生まれます。いくら非公開とはいえ、なにかとご商売に不利益があっても申し訳なく思いますし、何かの行き違いなのだとも思っておりますので。
今、その書類を前に、これを書いております。
今まで、あちこち、借家暮らしをしてまいりましたので、いろいろな不動産屋さんにお世話になってきましたが、今回のケースは初めてなので、正直当惑しております。

 

さて、「退去時精算」につきまして、いろいろと事情もあることと思います。杓子定規なことを申し上げるつもりはありません。
負担すべきものは、お支払いいたします。
襖 7 枚の負担につきましては、2 枚の負担はさせてもらいます。
(4,400 円×2)8,800 円
ルームクリーニング代 55,000 円の 4 割(22,000 円)でしたら負担いたします。
しめて 30,800 円を敷金から充当してくださって結構です。
めんどうなので、
70,000 円を折半して 35,000 円お支払いしますので、残り残額をご返金していただけませんか。
ご回答を、8 月 31日㈪まで待ちます。

現在用意しております申立書もそれまで、むろん保留にしておきますので、よろしくご判断いただきますようにお願いいたします。
なお、郵送しました書面等は、プリンターのインクを切らしておりましたので、お手元にあるものは手書きですが、証拠書類提出には印刷したものを用意したりしましたので、合わせ同封いたしました。御精査ください。
速やかなご回答をお待ちしております。
よろしくお願いいたします。
                                2020.8.13.
                         ****(代理人・****)