「金員」というお金の量の表し方があるのを初めて知った。 【シリーズ17】

「敷金返還・調停」申立書の書式に

相手方は、申出人に対し、次の金員を支払うこと。

という書面が出てくる。

「金員」という聞きなじみのない言葉。

辞書では 金員=金額

でも、どのように使うのだろうか。

気になったのでネットで調べてみると、やはり同じ疑問を持った方がいた。

 

その、Q and A を引用する。

これも、民事調停なぞしたおかげで知ることになったことだ。

面白いものだ。

以下、引用。

 

 

 確たる根拠もなく、私が自分なりにかんがえただけなのですが・・・
 「員」という字には、「まわり、幅の広さ」という意味があります(例、幅員)。

 そこから、「金員」という言葉は、数額が一定に確定していない場合に使うのではないかと思います。
 たとえば、請求認容の給付判決を求める場合、請求の趣旨には
「被告は、原告に対し、100万円及びこれに対する平成○年○月から支払済みまで年○分の割合による金員を支払え。」と書きます。
 この場合、支払を履行するまで利息が付くので被告が支払うべき数額は確定していません。この例で「100万円」というのは「金額」ですが、実際に被告が支払う100万円と利息を合わせた数額は「金員」と言うのだと考えられます。